寒くなりはじめた11月から12月にかけては、ユズの果が黄色く色付き始めるシーズンです。
庭木にユズがあれば季節感を感じることができ、また果実を収穫して香りを楽しむことができるので栽培にはおすすめ。
苗を植える場合は実がなるまで3~4年程度かかるので気長に栽培を楽しみましょう。
ユズ
ユズは常緑高木で2.5m程度の高さになります。日当たりの良い場所を好む性質で寒さにも強く寒冷地でも栽培されています。
ユズは枯れにくく乾燥や多雨にも強いことから日本では全国で栽培が可能な果樹です。
果実は皮の部分や果汁を様々な料理に利用でき香りを楽しむことができるので栽培にはおすすめの植物と言えるでしょう。
ユズ栽培の1年のスケジュール
苗の植え付け
ユズの苗を地面に植えつけるのは3月が適期です。
枝葉の剪定
すでに植えつけている樹木の枝と葉の剪定作業は3月がベストなシーズンです。剪定を行うことで樹木の実の付きを良くすることが出来ます。
開花・受粉
ユズの花が咲くのが5月ごろ。人工授粉の作業を行う場合も5月頃がシーズンです。
摘果
果実を間引く作業を摘果と言いますが、摘果は実が大きくなりだした7月頃に行います。
間引く量についてですが、目安としては10~15枚の葉に対して1つの果実程度に行います。
収穫
ユズの実は11月頃から色付いてきます。ユズの収穫のシーズンは11月から12月にかけてですが、品種によって多少異なります。
ユズは使用目的に応じて緑色ものや黄色のもの適切に収穫しましょう。
実をならせるポイント
ユズの果実は樹木が1本であっても結実します。庭木で育てる場合大木になりやすいので剪定して管理するようにしましょう。
ユズは環境が良すぎると果実がならないことがあります。土壌の栄養分が多すぎると結実しない原因になることがあります。肥料やりはほどほどに。
根切りをすると実がなる場合があります。ユズの木の根元を掘って根を適切に切ることを根切りと言います。
これを行うことで果実の生育が促されます。