自然の野山に生えている植物やその改良品種を山野草と呼びます。
山野草の栽培の大きな魅力は季節感があること。
様々な種類の山野草を庭に植えると季節ごとに異なる花が咲き、季節の移り変わりを感じることが出来るでしょう。
山野草の植物の多くは小さな可憐な花を咲かせ大型の草花と違う趣があります。
鉢植えを工夫することで、見栄えが良くなり栽培をより楽しめます。
季節ごとに趣が異なる山野草を生活に取り入れてみてはいかがでしょう。
山野草栽培のコツ
山野草を栽培するためにおさえておくべきことは、育てる山野草がどのような環境を好むのかということです。
家の周囲には東面、西面、南面、北面と4つの環境が異なる場所があります。
日光がよく当たる場所を好む種類は南側に置くのが良いですし、シダ植物のような日陰を好む植物は日陰が多い北側に植えると良いでしょう。
また同じ場所であっても棚を作ったり、人工物や木で日陰を作ることができます。
水切れは山野草にとって致命的です。毎日土の乾き具合をチェックすることが重要です。
一方で水が多すぎると根腐れを起こすので、土が乾いたら水をやるという水やりの仕方がおすすめです。
山野草は季節によって休眠するものがあります。多くは冬季に休眠状態となりますが夏季に休眠する種類もあります。
休眠中も水やりは必要ですので、土が乾いていないかチェックし、乾いていれば水やりが必要。
室内での鑑賞もできますが、山野草は基本的には屋外で栽培が理想です。
庭に植えると野山のような風情が楽しめ、季節感のある日本的な庭を楽しめるでしょう。