ー水やりは朝夕に2回やるー
フタのない容器で室内でコケを育てる場合、朝夕2回の水やりが理想です。
室内で苔栽培をする場合、エアコンや暖房の効いた室内環境はコケにとって良くありません。
小さなものほど湿度の影響を受けやすいので注意が必要です。
コケは空気が乾燥すると、葉を閉じて水分の蒸発を防ごうとします。
特にスナゴケやスギゴケなどは日焼けや蒸れを防ぐために乾燥するとすぐにしぼむ姿が見られます。
種類によっては葉がちりちりに捻じれてしまうコケもあり、このような状態は水分を要求している証拠です。
コケに水分が足りているかどうかコケの状態を見て、霧吹きで全体を濡らすように水をやりましょう。
ー容器内の蒸れに注意するー
水やりで注意する点は蒸れです。夏場にコケが枯れてしまう原因の一つとして蒸れがあります。
夏場の日中は気温が高く、コケに含まれている水の水温が上昇して蒸れを起こしてコケが枯れてしまいます。
夏場は気温の水やりに注意が必要です。いずれのコケも蒸れには非常に弱く茶色く変色し枯れてしまうケースが多いです。
先日も夏場の室内で栽培していたコケが茶色くなって弱っていました。

上の写真は夏場にエアコン無しの高温の室内で水を与えた結果、蒸れて茶色くなってしまったコケです。
夏場の日中の水やりは避けるか、水を与える場合は涼しい場所に置くようにしましょう。
日中に水を与えてから高温の場所に置くのは厳禁と覚えておきましょう。
早朝や夕方の2回の水やりがおすすめです。