苔玉は苔を使った盆栽として多くの人に親しまれています。園芸ショップやホームセンターでは完成された苔玉が多く販売されています。
夏になると様々な苔玉が店頭に並びます。盆栽の鉢の替わりに苔玉を用いて観葉植物が植えられていたりするものや、シダ植物が植え込まれたものなど。
上から吊られた形のものや、美しい皿に置かれ盆栽になったものなど楽しみ方は様々です。
一般的に良く見られるのがハイゴケを使った苔玉ですが、様々な種類のコケを用いて作ることができます。
<苔玉の作り方>
今回ハイゴケを用いて苔玉を作りました。用意したものはケト土とハイゴケ。ケト土は粘り気のある粘土質の土で、苔栽培や盆栽などに利用される土です。
上の写真が実際に苔玉作りに使ったハイゴケです。園芸ショップで購入。
ケト土を良く混ぜて球体にしていきます。
この球体が苔玉の土台となるので、なるべくきれいな球となるようにしましょう。
ハイゴケを水で十分湿らせ、球体のケト土に貼り付けていきます。ケト土が見えなくなるように全体にまんべんなく貼り付けましょう。
苔玉をだいたいの球体の整えた後に、糸を使って浮いているハイゴケを固定していきます。糸の色が目立たないように、苔玉の色に近い糸を使うのがポイントです。
見栄えが整ったら、霧吹きで十分水を与えましょう。容器に置いて完成です。
初心者でも簡単ですので、ぜひ試してみましょう。
<苔玉の管理方法>
苔玉の維持はとても簡単です。球体の大きさに応じた水鉢に薄く水を張った上に苔玉を置いておくことで、苔玉が水を吸いながら苔の生育に必要な水分が維持されます。
苔玉の下に薄く水が張っている状態を維持することが管理方法といえるでしょう。