
苗木を植えつけてから果物が出来るまで
園芸ショップやホームセンターで果樹の苗木を購入した場合どれくらいの時間で実を収穫できるのでしょうか。果樹は苗を植えてすぐには果実の収穫ができません。
苗を植えて数年は枝葉がどんどん伸び、接木苗の場合は地植えで4~5年、コンテナで2~3年後から実をつけ始めますが、若木のうちは良い果実はなかなか出来ません。

上の年数は目安ですが、果樹の種類によってはそれ以上の年月を要するものもあります。
数年経つ頃から、果樹は幼木期から成長し成木期に入ることで、たくさん実をつけるようになります。
おいしい果実をならせるには、幼木期から早く実をつけるように、樹形作りをしていくことがポイントです。
良い実をならすには剪定が大事
果樹栽培では花と果実と枝葉の成長のバランスを取りながら、養分が果実に十分に回るように栽培することがポイント。
余分な枝葉が多いと果実に養分が回らなくなってしまいます。
良い果実をならすためには、剪定が大事。こまめに樹形を整えるようにしましょう。

春の成長は前年の貯蓄養分が使われる
主に落葉果樹ですが、春の成長に使われる養分は前年の秋までに幹に蓄積しています。
この貯蔵している養分が不足すると、春先に花が咲いても果実ができないということになります。このことから生育が盛んな春から秋にかけては肥料を積極的に与えるのが良いでしょう。
季節ごとの果実の養分生産・蓄積のサイクルを整うように手入れすることが、おいしい果実を収穫するポイントになります。