ボトルはむやみに動かさない方が良い
出来上がった苔テラリウムを短期間のうちに移動を繰り返したり、触ったりすると苔をはがしてしまうことがあり、草体にダメージを与えてしまいます。
このことが原因で部分的に枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
苔を一度セットした後は、動かさないで観察しながら育てていきましょう。
魚や水草を入れたアクアリウムの場合は生物から出る排出物や容器の内側に付着する珪藻類(茶色いコケ)で汚れるため、こまめに掃除する必要があります。
しかし、苔テラリウムの場合は、生物から出るよごれがほとんど無いため、メンテナンスをほとんど行わなくても、簡単に維持管理ができます。
一度セットした苔はなるべく動かさないようにしましょう。
苔に水を与える
苔は湿度の高い湿った環境を好む種類が多い植物です。多くの種類の苔は湿った状態で生き生きと葉を広げて成長します。
一方、このような苔が乾燥した環境に置かれると、成長が止まり休眠状態となってしまいます。
乾燥状態が一週間程度であれば、水を与えることで再び青々とした苔に戻ります。乾燥した状態で長期間放置すると元に戻らなくなり枯れてしまうので注意。
苔の成長には水分が不可欠です。苔を観察し乾いてきたら霧吹きで水分を与えましょう。
容器内を霧吹きすると、水道水に含まれる成分(カルシウム等)が容器の内側に付着し白く汚れがつくことがあるので、汚れが目立ってきたらティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで汚れを落としメンテナンスします。