ショウブ
学名:Acorus calamus L.
ショウブは5月5日の端午の節句で菖蒲湯に用いられ日本では古くからなじみの深い植物です。
原産地は北アメリカ、日本、東アジアからヨーロッパまでのユーラシア大陸と広く分布しています。
高さは50~150cm程度で種類や生育環境によって様々な大きさで生育します。
長く伸びる葉の基部は薄紅色で、ショウブ特有の強い芳香があります。
菖蒲湯に利用されるのはこの葉の基部で、神経痛やリウマチなどに効果があると言われています。
5~7月にかけて黄緑色の円柱状の小花を咲かせます。
栽培方法
ショウブは湿地に自生する植物なので鉢植えの場合は水切れしないように注意しましょう。
水切れ対策として鉢の下に水を貯めた皿を置く、腰水での栽培がおすすめ。
用土は有機質を含んだものが向いています。有機質の用土は腐葉土など植物が分解された成分を含むもので保水性があります。
日光を好む植物なので、日当たりの良い場所で栽培すると良いでしょう。
ふやし方
ショウブのふやし方としては種まき、株分けの方法があります。
株分けは春から夏にかけて植物の生育が盛んな時期に行うと良いでしょう。
栽培が苦手な人はフェイクグリーンがおすすめ
水やりを忘れてしまったり冬場に温度管理が上手くできないなど、植物の栽培は苦手だけど身の回りにグリーンが欲しいという人は多いはず。
高価な植物を枯らせてしまうということもよくあります。
そこでおすすめなのがフェイクグリーンです。
最近では見た目が本物そっくりで質感の良いものが多いので、インテリアの一部として飾ってみると良いでしょう。
窓辺に飾ると目隠しとして使えるものもあります。