サンショウ(山椒)
学名:Zanthoxylum piperitum(L.)DC.
サンショウ(山椒)は若葉をキノメと呼び、たたいて香りをたたせて料理に添えるなど日本料理では一般的に用いられているなじみの深い植物です。
サンショウは落葉低木で高さ1~3m程度の大きさになります。日本では全国的に低い山地や林などに自生しています。
別名はハジカミと呼ばれており、ハジカミ(椒)とは辛い物を意味する言葉。山で生育することから山椒と呼ばれます。
原産地は日本及び朝鮮半島南部に分布する植物です。
4~5月頃になると黄緑色の小さな花を咲かせ、その後5mm程度の緑色の果実をつけます。
果実は9月ごろに熟して赤色に変化して中から黒い種子が出てきます。
サンショウの実として利用されるのは、8月下旬に緑色の果実が黄色く色付いた頃に収穫されたもの。陰干しされて乾燥させたものが薬味として利用されています。
栽培方法
サンショウは日本の山地に自生しているため庭木としては枯れにくい植物といえるでしょう。
鉢植えで栽培する場合は、日当たりの良い場所または半日陰の場所で栽培するようにしましょう。
夏場の強い直射日光には弱いので夏場は半日陰の場所で管理するのが無難。
乾燥には弱い性質があるので鉢植えで栽培する場合は乾燥させないように水やりを行いましょう。
水やりのタイミングは表土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるようにしましょう。
ふやし方
サンショウは実生(種まき)または挿し木でふやすことができる植物です。
栽培が苦手な人はフェイクグリーンがおすすめ
水やりを忘れてしまったり冬場に温度管理が上手くできないなど、植物の栽培は苦手だけど身の回りにグリーンが欲しいという人は多いはず。
高価な植物を枯らせてしまうということもよくあります。
そこでおすすめなのがフェイクグリーンです。
最近では見た目が本物そっくりで質感の良いものが多いので、インテリアの一部として飾ってみると良いでしょう。
窓辺に飾ると目隠しとして使えるものもあります。