
植物の栽培、園芸を楽しむ際にネットや書籍で栽培方法を調べたりすると様々な園芸用語がでてきます。
用語の意味をはっきりと知らなくても、大体の意味は理解できますが園芸用語を理解しておくとより適切に栽培できるでしょう。
ここでは園芸で使う用語を紹介します。
ウォータースペース
ウォータースペースとは鉢植え栽培の場合に使われる言葉で表土と鉢の上辺との間の空間のこと。
鉢植えの植物に水を与えた時、このスペースにまず水がたまった後土中に水がしみこんでいきます。
鉢が大きい場合や水を好む植物の場合はウォータースペースを深めに取るようにします。
株元
株元とは植物の根元に近い部分のことをいいます。または植物の植わっている表土付近のことを意味します。
株分け
株分けとは植物が大きく育った場合などに根の部分で株を分割して、新しく株を作ることをいいます。
また親株から発生した子株を分けて新しく株を作ることも株分けといいます。
切り戻し
植物の生長し枝が伸びた場合に、枝葉を切って樹形を整えることを切り戻しといいます。
切り戻しには新しい枝が生えるのを促したり葉から蒸散するのを抑制する効果もあります。
更新
植物によっては植えてから数年で株が古くなり生育が鈍くなります。更新とは古い株からさし木や取り木で新しい苗を作ることをいいます。
挿し床
さし木を行う際に用いる用土や鉢のことを挿し床といいます。
挿し穂
さし木を行う場合に植物の枝の一部を切り取りますが、このさし木に使用する枝のことを挿し穂といいます。
根腐れ
植物の根部分が腐ること。水の与えすぎや病害虫、カビなどが原因で根が腐ってしまうことがあります。
根腐れを予防するには排水性の良い土を使用し水やりの間隔を適切にしましょう。
根詰まり
鉢植えで植物を栽培している場合に根が鉢内にビッチリと生育して、伸びるスペースがなくなってしまった状態を根詰まりといいます。
根詰まりが起こると水分や養分を吸収できなくなってしまうため、一回り大きめの鉢植えに移し変えるようにしましょう。