アケビとは
アケビは日本の秋を代表する果実の1つです。アケビは落葉つる性の植物で日本の山地に多く自生しています。
秋になると紫色の果実をつけ、果皮が縦に長く割れて中の果実を食して楽しむことができます。
食しても見ても楽しむことができ、栽培も容易なのでおすすめの園芸植物といえるでしょう。
アケビをふやす3つの方法
日本になじみの深いアケビ。アケビの苗をふやしたい場合は主に3つの方法があります。
実生でふやす
種子をまいて増やす方法です。アケビは9月下旬ごろに紫色の果実をならします。果実を収穫しておき翌年の3~4月頃に種まきをします。
さし木でふやす
枝の一部を土に挿して増やす方法です。
とり木でふやす
枝や茎の一部に傷をつけてミズゴケなどを巻いておき、傷をつけた場所から発根させて苗を作る方法です。
さし木の方法
アケビのさし木は3~4月頃の春ざしと、6~7月頃の夏ざしがあります。さし木を行う場合はだいたいこのシーズンにしましょう。
3~4月に行う場合は前年に伸びた部分で充実した枝を。6~7月に行う場合は新しく伸びた部分の枝を使います。
さし穂として使う部分は20~15cm程度の長さにカットしておきましょう。切り口は清潔なナイフなどを使って斜めにカットします。
地面に挿す側のカットした面に発根促進剤を薄くぬり土に挿していきます。
さし木に使う土は排水性が良く清潔なものをつかうようにしましょう。さし木専用の土は園芸ショップなどでも販売されているので使ってみるのも良いでしょう。