ツツジ
ツツジは非常に種類が多く、花の大きさや形も様々です。
種類にもよりますが、2~5月ごろが日本のツツジの開花シーズンです。美しい花を楽しむことができるのでポピュラーな庭木といえるでしょう。
ツツジには山ツツジなど常緑性のタイプとレンゲツツジなどの落葉性のタイプに大きく分けることができます。常緑性とは1年中、枝に緑色の葉がついているもの。落葉性とは冬場になると葉が落ちて、春に新緑をつけるもの。
ツツジに良く似た花を咲かせる樹木としてサツキがあります。これもツツジの1種です。
春に咲くのがツツジ、夏に咲くのがサツキと分類されます。
ツツジのさし木の方法
ツツジのさし木を行う適した時期は3~4月頃と6~7月頃の春挿しと夏挿しがあります。春に行う場合は前年に生長したある程度太さのある枝を選びましょう。
また夏に行う場合は充実している健康な今年に伸びた新しい枝を選びましょう。
挿し穂の切り口は清潔で良く切れるはさみかナイフで斜めにカットします。
15cm程度の長さに切り取り下葉を取り除きます。
その後半日程度水につけて十分に給水させます。
用土に挿す前に切り口に発根促進剤を薄く塗っておきます。ここでは住友化学園芸のルートンを使用しました。発根促進剤はネットでも多く販売されているので気に入ったものを試してみましょう。
発根促進剤をつけてから、用土に挿していきます。この際はあらかじめ用土に穴を空けておくと薬剤が取れにくくなります。
さし木の用土は清潔なものを使う
さし木を行う用土は水はけや通気性のよいものを選びましょう。使い回した土は雑菌やカビが含まれていることがあるので、さし木の発根を妨げることがあります。
鹿沼土の細粒などは水はけが良いのでさし木にはおすすめの用土です。
うまく行けば2ヶ月程度で根が出てきます。さし木は失敗することも多いので何度もトライしてみるのが大事。
発根までの管理のしかた
さし木が発根するまでは、乾燥しないように注意しましょう。乾かないようにこまめに霧吹きで水を与えるなどして管理します。
また、ビニール袋をかぶせるなどして湿度を保つようにしましょう。(ただし鉢植えの通気は確保すること。)
置き場所については、直射日光の当たらない明るい場所で管理するようにしましょう。