パキポディウムとは
パキポディウムはコーデックス(塊根植物)の中でも特に人気のあるポピュラーな種類の植物です。
コーデックスとは太い茎や根を持つ特徴的な見た目をした植物の総称をいいます。
コーデックスも多肉植物の一部ですが、キョウチクトウ科やトケイソウ科などの種類にまたがっています。
パキポディウムという名前の由来はギリシャ語で太い足という意味で植物の姿形を表します。
パキポディウムの主な原産地はマダガスカルやアフリカ南部で種類によって異なります。
原産地では砂地や岩場など乾燥した場所に自生しており、日光を非常に好む植物です。
栽培方法
栽培する場所
パキポディウムは日光を好む性質があるため室内よりも屋外栽培がおすすめです。日当たりの良い場所で管理しましょう。
また乾燥した湿度の低い場所を好むので風通しの良い場所で管理しましょう。
水を与えすぎると良くないので雨水がかからない軒下に置いて育てるのがおすすめです。
水やり
パキポディウムはサボテンや他の多肉植物同様に水を与えすぎると弱ってしまうことも。
夏季と冬場で水やりの方法を変えてやる必要があります。暖かい春から秋までの時期は表土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
暖かい時期の水やりの目安としては2週間に1回程度。植物の健康状態をチェックして適切に水を与えましょう。
冬場の寒い時期は基本的に水やりは少なめに。月に1度程度の水やりでも健康に育ちます。
生育期は夏
パキポディウムが成長するのは夏場の暖かい時期です。肥料はこの時期に与えて生長を促しましょう。
逆に冬場は休止する時期ですので肥料を与える必要はありません。水やりも少なくして管理します。
冬場の管理
気温の下がる冬季はパキポディウムにとって休止の時期。成長を止めるので極力水やりは控えましょう。葉が枯れたような見た目になります。
気温が5℃以下になると枯れてしまう恐れがあるので室内で管理するのがおすすめです。
室内で栽培する際は窓際の明るい場所で管理するようにしましょう。
冬場は温度管理が重要です。小型のビニールハウスやミニ温室なども販売されているので要チェックです。
屋外で栽培する場合は温室とミニヒーターで管理するのが安全です。温度計で温度がどれくらいか毎日チェックすると良いでしょう。
多肉植物は寒さに多い種類のものが多いので冬場に枯らせてしまうことが無いように温度に注意して栽培しましょう。