夏が終わり、初秋の涼しい季節になってきました。ふと庭先の松に目をやるとなんだか緑色の中に所々茶色っぽい感じがします。
元気が無いなあと思っていると1週間程度で全体が完全に茶色になって枯れてしまいました。
マツの木が枯れた原因を発見
マツの木が枯れてしまった原因として、夏の酷暑で根元が水不足になり枯れてしまったのかと思われました。
しかし、木の周囲で松が枯れてしまった原因を発見。それがこの虫です。
良く見ると周囲にある松の木の枝には虫にかじられた痕跡がありました。
松の木は虫害で枯れてしまう
木の周囲で見つけたこの虫はマツノマダラカミキリと呼ばれる4cm程度のカミキリムシです。
マツノマダラカミキリの体内にはマツノザイセンチュウと呼ばれる寄生虫がついています。
調べたところこのカミキリムシが松の木をかじることで寄生虫が松の中に侵入して枯れてしまうとのこと。
マツノザイセンチュウが木の幹で増えることで、水の流れが止まってしまい枯れてしまいます。
対策と予防法は
枯れてしまった松をそのまま放置しておくと、マツノマダラカミキリが幹に卵を植えつけているので周囲の健康な松にも被害が広がってしまいます。
病気にかかって枯れてしまった木は切り倒して駆除してしまいましょう。
松の虫害を予防する方法として春から夏にかけてマツノマダラカミキリを駆除するために殺虫剤を散布する方法があります。
またマツノザイセンチュウが木に侵入するのを防ぐために木の幹に線虫の防除剤を注入する方法があります。
異変に気付いてからでは遅い
松の木の色の異変に気付いた時点ではすでに時遅しで、そのまま枯れてしまうことが多いので事前の対策が重要といえるでしょう。
松の管理って意外と手間がかかりますね。
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