挿し木のやり方は枝や茎をある程度の長さに切って挿し穂を作り、それを土に挿すというシンプルなもの。
挿し木はやり方はシンプルで試すのが簡単ですが、なかなか発根せずそのまま枯れてしまうことが多いのではないでしょうか。
挿し穂の葉を減らす
挿し木の葉は適度に減らすようにします。挿し穂の葉から蒸散が行われることで、水分が出て行きます。
挿し穂は根から供給されていた水分が絶たれてしまうため、葉から蒸散することで水分が不足し、しおれてしまいます。
挿し穂が切り口から吸収できる水分はごくわずかであるのに、葉から多くの水分が蒸散されれば水分不足になってしまうので葉を減らして蒸散量を減らす必要があります。
ただし挿し穂の葉が少なすぎると、発根が遅れたり枯れてしまう原因になるのである程度は残しておく必要があります。
葉を残しておく必要があるのは、発根に必要な養分は光合成によって作られるためです。
葉が全く無い状態だと光合成によって成長に必要な養分を生み出すことが出来ないので発根が遅れるか、枯れてしまうでしょう。
挿し穂から根が伸びて一定の水量を吸収できるまで、葉から蒸散する水分と吸収できる水分がバランスよく保つことのできる葉の量に減らしてやることが挿し木を成功させるポイントと言って良いでしょう。
挿し穂の長さを15cm程度と仮定すると、植物の種類にもよりますが、葉を2,3枚残す程度が目安となるでしょう。
また大きな葉は半分程度にカットして、適度に葉を減らすようにしましょう。