一口に山野草と言っても、種類は様々あり適した温湿度や日当たりの環境も異なります。
山野草の栽培では、育てる植物をどの場所に置くかを良く検討しましょう。
植物の性質を理解すると共に、鉢を置いている場所の環境がその植物に適しているか理解することが重要です。
日光を好む種類は南面、日陰を好む種類は北面
山野草を栽培する場所でまず検討することは、その種類が日光を好む植物かどうかです。
住宅の周囲は南面、北面、東面、西面とありそれぞれ環境が異なります。南側は直射日光が当たっている時間が多いため、日光を好む植物に適した場所です。
一方でシダ植物やコケは日陰を好むので北側に植えるのが適しています。
このように植える植物がどのような環境を好むのか把握することが重要です。
乾燥に弱い種類のシダ植物やコケを直射日光の当たる南側に植えてしまうと枯れてしまうでしょう。
季節に合わせて置き場所を変える
多くの山野草は春先の芽が出る頃には、たっぷりと日光を当てた方が良いでしょう。新芽がしっかり開くまで、出来るだけ日光に当てるようにしましょう。
一方、夏場は日光が強いので直射日光を避ける種類や、夏場の大雨に弱い種類は日陰になる北側や軒下に移動させ個々に管理する必要があります。
冬季には霜や雪によって枯れてしまう種類があるのでそのような種類は屋内で管理します。
季節ごとに適した環境になるように管理することが重要です。
植える種類によって管理する方法は異なります。栽培している種類がどのような環境を好むのかは、書籍やネットで調べて把握することが大切です。