苔栽培の場合肥料は必要ない
苔をテラリウムや盆栽で栽培で苔に肥料を与えようとしたことのある人が多いのではないでしょうか。
栽培している苔が元気がないと肥料を与えたくなるのではないでしょうか。
肥料を与えてよいのかどうか?
結論を言うと、苔に肥料を与える必要はありません。苔は根から養分を吸収しません。
過度な養分は逆効果になってしまいます。特に油かすなどの肥料は苔が枯れてしまうので与えないようにしましょう。
苔は日の光と水で育つ
苔は荒れた表土でも、土の無い場所でも育つ順応性の高い植物です。基本的には、太陽光と水さえあれば生育します。
また1ヶ月程度乾燥した状態であっても、水を与えると再び葉を広げ青々とした元の状態に戻る丈夫な植物です。
通常の植物は根から養分や水分を吸収しますが、コケはそのようなことはしません。
コケの生態は通常の植物と違うということがポイントです。
苔はほとんど栄養を必要とせず、空気中の水分を葉の表面から直接取り入れ成長します。
成長に必要な栄養は日光を浴びることで光合成が行われることで自ら生み出されます。
山野草を苔と一緒に植えている場合は、水で薄めた液体肥料を与えると良いでしょう。
コケ栽培をより楽しむにはコケ栽培の書籍が手元にあると便利です。栽培方法も書かれているので困ったときにめくってみましょう。
掲載されている写真も美しいので見ているだけで楽しめます。