ナンテン
学名:Nandina domestica Thunb.
ナンテンは日本ではなじみの深い植物で、古くから縁起物の木として庭木として栽培されてきた植物です。
常緑または半常緑の低木で、観賞用や生け垣として広く栽培されています。
原産地は日本または中国で和名のナンテンという名は漢名の「南天竹」から由来すると言われている。
ナンテンは高さ1~2mの常緑低木で株立ちする樹形で生育します。
5~6月頃に白い花をつけて初冬のシーズンにおなじみの赤い球形の小さな果実をつけます。
ナンテンは煎じて咳止めに利用されるなど、生薬としても利用される植物です。
栽培方法
ナンテンは日本の気候条件に適しており、栽培しやすく庭木としては管理も容易。
日光を好むので基本的には日当たりの良い場所での栽培が適しています。日陰でも明るい場所や半日陰の場所でも良く育ちます。
ナンテンは湿度の高い土壌を好みますが、水はけの良い肥沃な土壌が理想的です。pHが中性からややアルカリ性の土壌が適しています。
ナンテンはカイガラムシが付く場合があるため風通しの良い場所で栽培するようにしましょう。
成長期には、有機質の肥料を与えることで、ナンテンの成長を助けることができます。春に有機質の肥料を追加すると良いでしょう。
梅雨前のシーズンに混み合った枝葉を刈り込んでおき風通しを良くすると良いでしょう。
鉢植え栽培の場合は表土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えるようにしましょう。
ふやし方
ナンテンは赤い実が特徴的な植物ですが、熟した実を種子としてまくことでふやすことができます。
また挿し木でもふやすことができます。