ディル
学名:Anethum graveolens L.
ディルは別名イノンドとも呼ばれる一年草または二年草です。高さは40~80cm程度になります。
ディルは料理に用いられるハーブとして有名で、茎葉の部分はサーモンやマリネなどの魚料理に利用されます。
種子はディルシードと呼ばれ香りが強いため利用価値があり、野菜と一緒にピクルスとして漬けられます。(ディルピクルスと呼ばれる。)
またディルシードはビネガーやお菓子の風味付けに用いられます。
原産地はヨーロッパ南部またはアジア西部で、からっとしたやや乾燥した気候の場所に由来する植物です。
初夏になると茎の先端部に黄色い小さな花を咲かせます。
花を咲かせた後に扁平で楕円形の種子をつけ、この種子がディルシードと呼ばれます。
栽培方法
ディルは日光を好む植物なので、基本的には日当たりの良い場所で栽培しましょう。
高温多湿の環境を嫌う性質があるので、夏場は直射日光を避けて半日陰の場所でかつ風通しの良い場所で栽培しましょう。
水やりのタイミングは表土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるようにしましょう。
ディルはニンジンやフェンネルの近くで植えると競合して交雑したりするので、近くに植えないようにするのがポイント。
ふやし方
ディルのふやし方は実生(種まき)が一般的。
4~7月ごろに土に直まきするようにします。