
セントジョーンズワート
学名:Hypericum perforatum L.
セントジョーンズワートは別名セイヨウオトギリソウとも呼ばれる古くからハーブとして用いられてきた植物です。
原産地はヨーロッパ、アジア西部、アフリカ東部などの地域。地中海地域に自生しており、からっとした湿度の低い環境を好む植物です。
日本では仲間のオトギリソウが自生しています。
セントジョーンズワートの歴史は古く、キリスト教と深い関わりがあります。
セントジョーンズとはキリスト教の洗礼者聖ヨハネのこと。聖ヨハネの誕生日とされる6月24日ごろに黄色い花を咲かせることから、この名前がついています。

高さ80cm程度まで生長する多年草で夏にはレモンの芳香に似た黄色い花を咲かせます。
セントジョーンズワートはハーブティーとしても利用でき、その香りは不安を和らげる効果があるとされています。
栽培方法
セントジョーンズワートは生育が盛んで枯れにくく栽培し易い植物です。
日光を好む植物なので日当たりの良い場所または半日陰の場所で栽培しましょう。
水やりについては、生育が盛んな春、夏、秋のシーズンは表土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えるようにしましょう。
冬場はそれほど水やりの必要はありません。土が乾燥しないように植物の状態を見ながら水やりを行いましょう。
セントジョーンズワートは寒さに強く耐寒性がある植物。冬場も屋外で問題なく栽培できます。
ふやし方
セントジョーンズワートは地下茎で広がる性質があり、株分けでふやすのがおすすめ。
また実生(種まき)でもふやすことができます。