
マロウの基本情報
マロウは別名ウスベニアオイと呼ばれ、学名はMalva sylvestrisL.とされるハーブです。
原産地はヨーロッパであるため、地中海性気候のからっとした気候を好む植物です。
マロウは高さが1~2m程度のまで成長する、大きな多年草です。
マロウの大きな特徴は鮮やかな存在感のある花をつけること。コモンマロウは初夏に直径8cm程度の赤紫色の美しい花を咲かせます。

マロウにはいくつかの異なる品種があり、一般的にはコモンマロウのことを言います。コモンマロウ以外にも異なる種類としてマシュマロの原料となるマーシュマロウや花の香りが麝香(ジャコウ)に似ているムスクマロウなどがあります。
栽培方法・育て方
マロウは耐寒性のある多年草で、育て易いハーブなので手軽に楽しみたい場合におすすめ。
栽培に適した場所は風通しが良く明るいところで、水はけが良い土で栽培しましょう。
水やりのタイミングは表土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与えましょう。
暑さには弱いので、夏場は直射日光に当たらない場所で管理するのが良いでしょう。

利用方法・楽しみ方
マロウは古くから食用や薬草として利用されてきました。
ハーブとして利用されるのは花の部分で、コップに入れた花に熱湯を注ぐと紫色のティーになります。レモンを入れると赤色に変化します。
葉はサラダや炒めて食することができます。
ふやし方
マロウのふやし方は種まきでふやすことができます。園芸店やホームセンターなどでも販売されています。
またマロウはさし木や株分けでもふやすことができるのでトライしてみましょう。