カモミールはいくつか種類がある
カモミールには一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールやダイヤーズカモミールなどがあります。
種類が異なっても栽培方法は同様ですが、ローマンカモミールは夏場の高温多湿に弱いなど特徴があるので注意が必要。
一年草とはその年に種から発芽した後、開花し種子をつけて枯れるというサイクルを1年で終える植物のことを言います。
多年草とは何年も同じ株で花を咲かせる植物のことです。
ジャーマンカモミールの特徴
一年草のジャーマンカモミールは春の4~5月頃花を咲かせます。花にはリンゴのような甘い香りがあり、ハーブとして使うのはこの部分。
香りには不安を和らげるリラックス効果があると言われています。ジャーマン種のハーブとしての利用部位は花になります。
植物の特徴としては、姿形は直立性で高さ50cm程度まで成長します。
ジャーマン種の種まきのシーズンは1年のうちに3~4月または9~10月になります。9~10月に種まきをすると翌年も楽しめるでしょう。
ローマンカモミールの特徴
ローマンカモミールは多年草で冬場は地上部は枯れてしまいますが、地下部分は活動しているため翌年も花を咲かせます。
ローマンカモミールが花を咲かせるのは6~7月頃。
ハーブとして利用できる部分は、花、茎、葉を楽しむことができます。
ローマン種は横方向に広がって育つのが特徴的。夏場の高温多湿に弱いので梅雨明け頃に刈り込んで風通しを良くするのがおすすめ。
栽培方法
植える場所
カモミールは日当たりの良い場所で管理するようにします。夏場は日射が強くなりすぎるので半日陰になるように工夫しましょう。
風通しの良い場所で日当たりの良い場所で栽培するのがカモミールの生育に適しています。
水やり
水やりは表土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。
カモミールの楽しみ方
カモミールは春になると花が咲くので、開花したものから収穫していきましょう。
花を摘んで乾燥させたものをお菓子に加えたりして楽しむことが出来ます。
また積み立ての花をハーブティーにするとフレッシュな香りを楽しむことができるでしょう。
ジャーマンカモミールはフルーティーなりんごの香りを楽しむことができます。
ローマンカモミールは味に若干苦味があるので香りを楽しむのがおすすめ。