苔には様々な種類があります。ひと言で苔といっても直立した形のものや、地面を這うほふく性のものなどあり、形も様々なので気に入った種類を育てるのがおすすめの楽しみ方です。
今回は色に特徴があるオオシラガゴケを入手したのでガラス容器で育てることにしました。
オオシラガゴケとは
仮根を含めた全体の長さが5cm程度の白緑色の大きな苔です。大きな特徴は見た目で葉の先の部分が白色であること。

見た目にも美しいので、栽培におすすめの種類です。乾いてもあまり形が変わらないことが特徴です。
本州に幅広く生育する種類で、生育環境は湿度の高い湿潤な環境を好む種類です。
日当たりはあまり好まないので日陰で管理するのコツです。
栽培する場合は容器内が湿潤の状態になるようにし、日光に直接当てないことがポイントになるでしょう。
ガラスの容器で栽培する
今回使うガラス容器はジャム瓶を用います。

苔の栽培容器にはフタ付きの密閉できるタイプと、フタの無い開放タイプがあります。
フタの無いタイプは、苔が乾燥し易いためこまめに水を与える必要があります。水を与えることを忘れると乾燥し、枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
今回はフタ付きの容器を用います。フタ付きのタイプは水を与えることを忘れてしまっても、1週間程度は苔が元気を保つため管理が容易でおすすめです。
初心者はフタ付きの容器の方が使う方が良いでしょう。
ガラス容器に土と苔を入れる
今回は鹿沼土を用いて苔を栽培します。

鹿沼土をボトルに入れた後、土を十分湿らせます。

オオシラガゴケを容器内に入れていきます。この際にピンセットがあれば便利なので用意しておきましょう。

苔の配置を調整して、霧吹きで十分に水を与えて出来上がり。

苔の管理方法は直射日光の当たらない、明るい窓際に置いて管理するのがおすすめです。
1日に1度フタを空けてガラス内の空気を入れ替えてやりましょう。また、こまめに苔の状態をチェックするようにします。
苔ボトルの作り方は簡単。お気に入りの苔を入手したら、ぜひ作ってみましょう。