植物を手軽に増やすことが出来る挿し木ですが、実際にトライしてみるとなかなか難しいもの。
何度かやってみたけども、なかなか発根して定着してくれないことが多々あります。
挿し木は行うのは手軽に出来ますが、根が出て成功する確率は低いものです。
挿し木を成功させる要因の1つに用土が適しているかということがあります。
用土によって挿し木に向き不向きがあります。
有機用土は挿し木に不向き
腐葉土などの有機用土や肥料分を含んだ土は挿し木において不向きとされています。
腐葉土などの有機用土は挿し木の切り口部分から雑菌が繁殖してしまうため、切り口の部分から腐敗させてしまうことがあります。
有機用土は雑菌が繁殖しやすいため、まだ根が出ていない弱い挿し穂には不向きなので注意が必要。
挿し木には養分の少ない清潔な用土を用いる
挿し木に適している用土は養分の少ない清潔な用土です。
川砂や鹿沼土、赤玉土、パーライトなどの有機物を含まない清潔な用土を用いることがポイント。
雑菌が繁殖しにくい改良土を用いるのが良いとされています。
挿し木に適した土の条件
1.通気性が良いこと
発根を促すには土の乾湿が重要です。通気性の良い土壌を用いるようにしましょう。
2.保水性・排水性があること
適度に保水性があり、かつ排水性のある土壌が根の成長には最適な環境です。
3.清潔であること
雑菌が含まれていると、挿し木の切り口で繁殖し枯らせてしまう原因になります。
4.有機物や肥料分を含んでいないこと
有機物を原料とする腐葉土などは雑菌が繁殖し易いので避けた方が良いでしょう。
発根促進剤で挿し木の定着率を上げる
発根促進剤を使うと植物の定着が良くなります。挿し木をしたが発根せずに枯れてしまった場合、1度ためしてみてはどうでしょうか。