自然界に自生している植物の多くは種子で増えます。
園芸植物の場合、種子で増やす他に人為的に植物を増やす方法があります。
気に入った園芸植物を増やすことができれば、ガーデニングの楽しみも増すのでおすすめです。
植物の増やす5つの方法
園芸植物を増やす方法として以下の5つの方法があります。
1.さし木で増やす
葉、枝、茎、根など植物の一部を切り取り、土や水などに挿して発根させて増やします。親木と同じ形質の木を増やすことができる手法です。
さし木は切った枝を土や水に挿しておくだけなので手間がかからず簡単に行えます。
2.接ぎ木で増やす
根のある台木に増やしたい植物の芽や枝を切り取って継ぎ合わせ新しい個体を作り出す方法です。
接ぐ枝と台木を接合させる技術が必要になるので、難易度が高いといえるでしょう。
3.株分けをする
株分けは根元から枝が分岐している状態の木々を根元で分けて新しい株を作る方法です。
分割する前から根がある状態なので分割後の生長もしやすく、失敗が少なく簡単な方法といえるでしょう。
4.種で増やす
種を蒔いて増やす方法は最も良く知られた方法でしょう。自然界における植物の繁殖を人為的に行うことで一度で多くの苗が得られます。
種子で増やすと親の形質と異なったものが出来るという特徴があります。
5.とり木をする
増やしたい親木の幹の一部に傷をつけることで、その部分から発根させた上で切り離し植えつける手法をとり木と言います。
枝の一部の皮を切り取り、その部分にミズゴケなど水を浸したものを巻くことで発根します。
発根した部分を含めて切り取り植えることで、さし木よりも失敗が少なくなります。