種を採取する
植物の栽培で花が咲き終わった後、種子をつけるのを見ることができます。
山野草でも種子が褐色になれば採取することができます。
植物の種類によって、種子を含んだ実の部分がはじけて飛散するタイプのものや、風で飛ぶものがあるので、栽培している植物をこまめに観察することが種を上手く採取するポイントです。
飛散しやすい種や落下しやすく採取が難しい種は、実の部分にあらかじめ小さなビニール袋などをかぶせておくと採取が容易になります。
山野草を種で増やす
比較的簡単に種から増やすことができる種類の植物が多くあるので、種を採取することができたら種まきをしてみましょう。
種は採取してから日陰で1週間程度乾燥させるのが良いとされています。
また、種を蒔く時期については採取してから1週間程度乾燥させてすぐに蒔く方法と、早春の2~3月に蒔く時期があります。
ただ長期間にわたって種を保存すると芽が出にくくなってしまうので、長期間の保存には注意します。
種まきの利点は欲しい苗を大量に作ることができることです。種を入手することができたらぜひトライしてみましょう。
種まき用の土壌は、鹿沼土や赤玉土、軽石などをバランスよく配合したものを用いると良いとされています。
種から苗を育てる際は、トレーに並べたビニールポットを使うと便利です。ホームセンターや園芸ショップならどこでも手に入るので、用意しておくと便利です。