山野草は季節ごとに花を咲かせ季節感を演出しますが、きれいに花を開花させるためには、肥料を与えることが効果的です。
山野草だけでなく園芸植物全般の話ですが、チッ素、リン酸、カリの3要素が肥料の主成分となります。
肥料の4つのタイプ
1.元肥
苗や株の植え付けの際、株の下側の用土に化学肥料を混ぜておく肥料のことを元肥といいます。時間の経過と共に緩やかに効果が出る肥料です。
2.置き肥
植物を植えている根元の土壌表面に肥料を置き、その後土壌に栄養が広がるタイプの肥料を置き肥といいます。有機肥料と化学肥料があります。
3.液肥
商品によって チッ素、リン酸、カリの3要素 の配合比率が異なっているので、植物に合わせて使い分けましょう。葉の育成にはチッ素が多いものを、花の形成にはリン酸が多いものなど。
4.葉面散布
葉に肥料を溶かした液を散布する方法を葉面散布といいます。効果が早く出るのが特徴。
花を咲かせる植物に肥料を与えるポイント(時期)
花を咲かせる山野草に肥料を与えるポイントは、花の咲く季節になる前と咲いた後に与えるのがポイントです。
花を咲かせる前には、花を咲かせるための養分を必要としているので、この時期に与えると花の美しさに影響します。例えば夏に花を咲かせる植物には、春に置き肥を与えるようにします。
花が咲いた後の植物は土壌に養分を必要としているため、栄養を与えるために肥料をあげましょう。