季節感を感じることが魅力の山野草栽培ですが、植えている植物が弱ってしまったり、枯れてしまうことがよくあります。
植物栽培で枯らせてしまうことのほとんどの原因は水のやり方に問題があります。
植物によって乾燥に強かったり、湿気に強かったりするので、植えている植物の性質に合わせた水やりをすることが重要。
特に山野草栽培においては水切れを起こすと致命傷となりすぐに枯れてしまう種類もあります。
水やりの水量は適量が大切。水量が多すぎても根腐れを起こして枯れてしまうので注意が必要。
茎や葉に直接水をかけない
高山系の植物や花をつけている最中の植物に水を直接かけてしまうと、葉や茎が痛んでしまうことがあります。
水やりの際は葉や茎にかけず、根元の表土にたっぷりと水をやるようにしましょう。
夏季の散水
涼しい場所を好む山野草にとって夏場の暑さは良くありません。夏場は日陰など涼しい場所におき、鉢の周囲に散水することで温度環境をできるだけ涼しいものにしましょう。
水切れに極端に弱い種類の植物に向いているのが、腰水栽培です。浅い容器に水を張りその上に鉢を置くことで鉢の底面から腰水で給水します。
小さな鉢植えや、断熱鉢、石付けの植物などは浅い容器に水を張り、腰水栽培で給水するのが良いでしょう。