剪定の目的は実のなり良くすること
果樹栽培において枝を剪定し適切に管理していくことが、実のなりを良くしていく上で重要です。
適当にカットする枝を決めてしまうのは良くありません。
実際に剪定を行う際、どのように進めるのが良いのでしょうか。
剪定する時は現在の樹形を良く見て、どのような形にしていくか検討することが重要です。
剪定を行うときは、どのような樹形にするのかあらかじめ想定してから始めるようにするのがポイントです。
検討した上でカットする枝を決めましょう。
1年後、2年後の成長した姿を想像して切る枝を決めましょう。
剪定の進め方3つのポイント
1.全体の樹形を観察
まず全体の樹形がどのような形になっているのか確認すること。
その樹木が管理しやすい高さになっているかどうか。高すぎると管理することが難しく手間がかかってしまいます。
主枝は何本あるかどうか確認。主枝とは主幹(垂直な幹)から伸びて樹形を決定する枝のことを言います。
枝が重なり合って混み合っている部分があるかどうかをチェックします。
2.骨格づくり
主枝の本数と残す枝を決める。
360度横から見たときのバランス。(左右交互にバランスよく主枝が伸びているか。)
上から見たときに円形状にバランスよく枝が配置されるかどうか。
3.不要枝の剪定
徒長枝、平行枝、交差枝、車枝、下垂枝、内向枝、弱い枝、細い枝、混み合っている枝を確認し、剪定する。