さし木は植物を最も簡単に増やすことのできる方法です。植物の枝の一部や芽を土に挿すことで苗を増やすことができます。さし木関連の記事はこちら。
発根促進剤を使うと植物の定着が良くなります。
イチョウは秋になると鮮やかな黄色い葉になり、秋の紅葉を彩る代表的な植物です。中国原産であり日本には遣唐使が伝えたものとされています。
雌雄異株(雄株と雌花株異なる)で4月頃に雄株は淡く黄色い雄花を咲かせます。
雌株は秋になると多肉質で黄色い悪臭のある実をつけます。イチョウの実の種子はギンナンと呼ばれ一般的に食されています。
イチョウのさし木
イチョウは季節によりさし木に適した時期があります。まず3~4月の春ざしです。また6~7月頃の夏ざしが良い時期とされています。
イチョウの種子はギンナンとして食べられています。実がよくなる品種の雌株をさし木するのが良いでしょう。
さし木には一般的に若い枝を使うのが良いとされています。春ざしには前年に伸びた部分、夏ざしや秋ざしには今年の春に伸びた新しく若い枝。
今回さし木に使う枝も、イチョウの木で若く充実している今年の春に伸びたであろう部分を取ってきました。
尚イチョウは強い品種です。さし木で発根しやすくかなり太い枝でも比較的、発根しやすいとのことです。
採取してきた枝の葉を落として15~20cm程度の長さに切りさし穂にしました。
鉢にさし穂を植えつけた後、十分に水を与えて明るい日陰(長時間直射日光にあたらない場所)におきます。
半月程度で発根し、芽が出てきたら日当たりの良い場所へ移しましょう。
挿し木を成功させるポイント
関連記事:さし木が枯れる場合は要チェック!失敗率が高いさし木を成功させるポイント
挿し木を上手く発根させて定着させる方法として発根促進剤を使う方法があります。
発根促進剤はアマゾンなどネットで購入できます。
根が出て植物が定着する確率が上がるので挿し木を楽しむのであれば是非使ってみましょう。