日本では暖かい沖縄から寒さの厳しい北海道まで全国的に自然の中に多くの種類が自生しています。日本では約1700種ほど存在すると言われています。
苔は都会の中でも見ることはできますが、山間部の渓流や山あいに存在する水場などの周辺には自生する種類も多く様々な苔を見ることができます。
山中でコケを探すと樹皮の上に根をつける種類や、腐葉土の上に生えている種類、壁面にくっついている種類など様々です。
風通しや湿度、雨が降ったときの水のたまり方や水滴のかかり方など生育場所の環境が異なり、そこに生えるコケも多種多様です。
山の中で見られるコケの周囲にはシダ植物や見た目にも変わった植物が多く生えています。
川辺を歩くと水辺にある岩の上や、川岸周辺の砂の上や樹皮上に多くのコケが着生しています。
山間部の川辺や水辺はコケにとって恵まれたベストな生育環境といえるでしょう。
コケの種類によっては、半分水につかるような場所で自生しているものもあります。水に含まれるミネラルや二酸化炭素を吸収しながら生育しています。
自然の中の渓流の近くにはたくさんの種類のコケが自生していますので、行く機会があれば観察してみましょう。
自然界をみても、コケは湿度の高い場所を好み、川の近くや水滴の多い場所には青々としたコケが多く自生しています。