さし木は植物を最も簡単に増やすことのできる方法です。植物の枝の一部や芽を土に挿すことで苗を増やすことができます。さし木関連の記事はこちら。
発根促進剤を使うと植物の定着が良くなります。
藤について
フジは日本固有の花木で、春になると青紫色の蝶形の花を長い房状に咲かせます。
フジは園芸種が数多くあります。花房の長いノダフジや、白色の花を咲かせるシロバナフジ、薄いピンク色の花を咲かせるアケボノフジ、花が大きく色の濃いヤマフジなど、多くの種類があります。
藤をさし木で増やす場合は、花がつくまでに年数がかかるので気長に成長を見守りましょう。
さし木をしてみた
フジは2月下旬~3月中旬の春ざしと、6~7月の梅雨ざしができます。
2月~3月に植えつける場合は前年に伸びた茎部分を、6~7月に植えつける場合はその年に伸びた若い枝を使うのが良いとされます。
植わっている藤の木の枝を取ってきてカットしました。この枝からさし穂を作ります。
上の写真で茎が緑色の部分が今年に伸びた若い部分です。茶色く曲がっている部分が前年に成長した部分です。
さし穂の長さは20cm程度とし、葉も落としました。
さし穂の基部(土に植えつける方)はカッターや園芸バサミでカット面がなるべく斜めになるようにカットします。
このさし穂を鉢に植えつけていきます。
鉢やプランターに植えた後は十分に水をやり、明るい日陰に置きます。
茎から新芽が出てきたら、発根した証拠です。
翌年の春に地面に移しましょう。
挿し木を成功させるポイント
関連記事:さし木が枯れる場合は要チェック!失敗率が高いさし木を成功させるポイント
挿し木を上手く発根させて定着させる方法として発根促進剤を使う方法があります。
発根促進剤はアマゾンなどネットで購入できます。
根が出て植物が定着する確率が上がるので挿し木を楽しむのであれば是非使ってみましょう。