チコリ
学名:Cichorium intybus L.
チコリは別名アンディーブ、またはキクニガナと呼ばれるハーブで、ヨーロッパ地域ではサラダ用の野菜として広く食されています。
チコリは高さ1~1.5m程度まで生長する多年草。
6~10月頃のシーズンに美しい紫色の花を咲かせます。花の直径は3cm程度。
原産地はヨーロッパ地域で、年間を通して比較的安定した温度で湿度の低い環境に由来する植物です。
チコリの利用法としては生食が一般的ですが、乾燥した根をローストしてコーヒーとするチコリコーヒーなどの利用方法もあります。
チコリの近縁種として野菜のエンダイブや、トレビスなどがあります。
エンダイブはチコリの野生種との交雑で誕生した品種です。トレビスはチコリの赤羽の品種になります。
栽培方法
チコリは野菜として利用される目的で栽培されることが多く、この場合は軟白栽培されるのが一般的です。
軟白栽培とは日光の当たらない暗所で栽培する方法。
夏に種まきを行い5ヶ月ほど株を養成してから、軟白栽培の場合は株を堀り上げて冬場に暖かい湿った暗所で栽培してから収穫します。
土は水はけの良い用土が向いています。
夏場は直射日光を避けて日陰で、風通しの良い場所で栽培しましょう。
軟白栽培をすると肉質が柔らかくなり苦味がなくなりサラダとして利用できます。
収穫時期は1~3月ごろの冬場で、葉先が黄色いうちに収穫します。