ゲッケイジュとは
ゲッケイジュはローリエまたはベイとも呼ばれ、肉や魚介類の臭みを消すために料理に広く用いられているハーブです。
原産地は地中海沿岸、西アジア地域とされており地中海性気候のカラッとした気候の場所に自生しています。
ゲッケイジュの葉(ベイリーフ)で作った月桂冠は栄光のシンボルとして扱われているのは良く知られるところです。
ゲッケイジュは高さ10m程度まで成長する常緑小高木です。ハーブとして用いられるのは葉の部分でちぎったり傷をつけると芳香があります。
ゲッケイジュの葉は濃緑色でつやがあり、葉は硬く5~10cm程度の大きさ。
庭木としてもハーブとしても楽しむことのできる園芸植物といえるでしょう。
栽培方法
ゲッケイジュは地中海沿岸を原産地とすることから、やや乾燥した環境を好みます。水はけのよい土壌が栽培に適しています。
ゲッケイジュは日光を好む植物なので、日当たりが良く風通しの良い場所で栽培するようにしましょう。
枝を刈り込んだりする剪定の適期は10~11月の秋ごろとされています。
また高温多湿になる梅雨前の4月頃に少し刈り込んでおいて、株の風通しを良くしておくのが良いでしょう。
ローリエ・ゲッケイジュの株のふやし方としては、挿し木や取り木の方法があります。
挿し木や取り木のベストシーズンは春から秋にかけての時期で、成長が盛んな時期に行います。
ローリエの楽しみ方
ゲッケイジュをハーブとして楽しめる部分は主に葉になります。葉をちぎると清々しい芳香があり、乾燥させることでその香りは強くなります。
肉料理や魚料理などで煮込みを行う際にローリエの葉を一緒に入れると臭みを消す効果が得られます。
ローリエの葉には苦みがあるので長く煮込みすぎると苦みがでてしまうので、料理に使う場合は適度なところで取り出しましょう。
ゲッケイジュの葉はバスハーブとして利用することでリラックス効果や疲労回復、冷え性に対して効果があるといわれています。
また葉の芳香には防虫効果があることから、衣類の防虫剤として用いられたり、食品の保存のためにゲッケイジュの葉を2~3枚保存容器の中に入れて使用したりもします。