植物栽培の用土は苗や根の状態に合わせて適した用土が異なります。植物に応じて用土を変えるのが上手な栽培方法です。
バラに適した用土とは
バラ栽培では赤玉土や鹿沼土を基本の用土として用いるのが一般的です。
赤玉土や鹿沼土をメインにしてピートモスやパーライト、もみ殻くん炭、腐葉土などをブレンドして用土を作るとバラに適した用土となります。
赤玉土を6~7割として、ピートモス、パーライト、もみ殻くん炭を各1割程度で配合するのが目安です。
赤玉土
赤玉を乾燥させた用土で排水性、通気性が良いのが特徴です。粒の大きさで違いがあるので、小さい鉢の場合は小粒を使い、大きな鉢の場合は大粒を使い分けるようにします。
ピートモス
ミズゴケなどの有機物が堆積することでできた土で通気性が良く保水性があるのが特徴。性質としては腐葉土に近い。
パーライト
火山灰の一種を焼いて多孔質状にした土で排水性と通気性が良いことが特徴。
くん炭
もみ殻を炭状にしたもので通気性が良いのが特徴。保温材としても利用できます。
特に鉢植えでバラ栽培を行う場合は上記を目安に用土を作りましょう。
庭土を用土とする場合の注意点
庭植えの場合は庭土を基本の用土として肥料を混ぜて用土とします。
庭土を用土として用いる場合チェックしておきたいポイントは栽培に適した状態であるかどうか。
用土が古い土で固まっているような状態でないことを確認しましょう。
良い土は空気と水と土の粒子がバランスよく含まれていることがポイントとなります。
土が古く固くなっている状態の場合は新しいものに替えるのが良いでしょう。
手軽さではバラの専用土がおすすめ
用土のブレンドはどちらかといえば上級者向けと言えるでしょう。もっと手軽にバラに適した用土を扱いたい場合は市販のバラの専用土を使うのがおすすめ。
バラに適した用土がバランス良く配合されています。
ブレンドが面倒だと思ったらバラ専用の用土を試してみましょう。