今回新しい苔を入手したので紹介します。その名はフデゴケです。
苔は緑色であると思いがちですが、良く観察すると色味はさまざまです。コケの中には黒い苔や白い苔、赤みがかったものまであります。
フデゴケもそのうちの1つで実物をみると真っ黒に見え、一見土と見分けが付かないほど。(画像からは微妙な色味は伝わりにくい。)
葉には独特のつやがあり存在感があります。この色味がお気に入りです。
よく観察すると葉先の部分だけ緑色をしています。また葉先の部分が広がりその名のとおりフデのような形をしています。
葉先から下の部分は真っ黒な色で群生した状態だと黒さが際立ちます。
フデゴケは群生した状態だと黒い塊に見えるでしょう。ばらすと1株の大きさは2~3cm程度です。
フデゴケの育て方・管理方法
色に特徴のあるフデゴケですが、他の種類の苔の管理方法とそれほど変わりません。
まず日照ですが、直射日光の当たらない日陰で管理するようにしましょう。北側の明るい風通しの良い日陰で管理するのがおすすめです。
直射日光が長時間当たらない木陰のような場所が良いでしょう。
また湿度条件ですが、苔ですので水と湿度の高い環境を好みます。土が乾燥しないようにこまめに水を与えるようにしましょう。
フタのある容器で育てると内部の湿度が保たれるので良いでしょう。
苔の栽培全般に言えることですが、夏場の管理には注意が必要です。
暑い時期の日中に水を与えると蒸れて枯れてしまうことがあるので、夏場は朝と夜に水やりを行います。