コーデックスとは、塊根植物のことで大きな特徴は太い塊のような茎から葉がニョキッと出たその独特な見た目です。
近年人気が高まっている多肉植物のことです。

希少価値が高く入手が難しい種類もあり、他の植物に比べて販売されている価格が高いのが特徴。
また最近ではコーデックスを収集している愛好家も増えてきているようです。
コーデックスの原産地はアフリカ大陸や中東が主な原産地です。
乾燥した地域に自生しているため、水分を幹や茎に保持できるように厚みを持っているのが特徴です。
日本の環境と自生している環境が大きく異なることから、日当たりや水やり温度管理など、管理方法に注意が必要と言えるでしょう。
成長はゆっくりと時間をかけて大きくなる性質なので、大きく育てるには気長に待つ必要がある。
自生している地域が雨の少ない乾燥した地域であることから、水やりはそれほど頻繁にやる必要はないでしょう。
管理方法は多肉植物やサボテンの育て方に似ています。
塊根植物の特徴
- 塊根(カウデックス)を持つ
- 根や茎の一部が膨らみ、水や栄養を貯蔵できる。
- 乾燥地帯に生息するものが多く、貯水機能が発達している。
- ユニークなフォルム
- 太く膨らんだ幹や根、独特な枝ぶりを持つため、観賞用として人気。
- 盆栽のように育てる楽しみがある。
- 乾燥に強い
- 多肉植物と同様に、乾燥環境に適応。
- 水やりの頻度が少なくても育つ。
コーデックスの代表的な種類
パキポディウム

太った茎が特徴的な塊根植物。南アフリカやマダガスカルを原産地とし、キョウチクトウ科に属する。
栽培方法は日当たりが良く風通しが良い場所で管理する。水をやり過ぎると根腐れを起こすので注意。
特に梅雨などの雨の多い時期には水に濡れ過ぎないようにすること。冬季は5℃以下にならないように温度管理する必要がある。
アデニウム
南アフリカからナミビア、アラビア半島の砂漠を中心に広く自生している多肉植物。
栽培のポイントは日当たりの良い場所で、やや乾燥した状態で育てること。冬季は5℃以下にならないように温度管理すること。
ドルステニア(Dorstenia)
クラウン状の葉と独特の花を持つ。
オペルクリカリア(Operculicarya)
珍しい枝ぶりが特徴で、盆栽として人気。
亀甲竜(Dioscorea elephantipes)
亀の甲羅のような塊根を持つユニークな植物。
塊根植物の育て方
- 日当たりと風通しの良い環境
- 日光が好きな種類が多いため、直射日光に当てる。
- 風通しを確保して蒸れを防ぐ。
- 水やりは控えめに
- 成長期(春〜秋)は土が乾いたら水やり。
- 休眠期(冬)は水やりを減らす。
- 用土は水はけの良いものを
- 多肉植物用の土や、赤玉土+鹿沼土などの配合が適する。
- 鉢植えで管理がしやすい
- 塊根植物は鉢植え向きで、根腐れを防ぐために素焼き鉢を使用するとよい。
塊根植物の魅力
- 個性的なフォルム
1株ごとに異なる形状で、成長とともに変化する姿が楽しい。 - 育てやすくコレクション性が高い
乾燥に強く、少ない管理でも育てられる。 - インテリアグリーンとして人気
モダンな空間にもマッチし、おしゃれなインテリアとして活用可能。
まとめ
塊根植物は、独特なフォルムと育てやすさから、多肉植物愛好家や観葉植物ファンに人気のジャンルです。日本でもコレクションする人が増えており、種類によっては希少で高価なものもあります。