果樹を庭に植えつける前に、それぞれの品種に適した環境を把握することがとても大切。
植えつける果樹の種類によって日光の条件や土壌の適不適が異なるため、植えようとしている植物がどのような条件を好むのか事前にチェックしておきましょう。
日当たりと風通しが良い場所がおすすめ
庭に植えつけたり、鉢やプランターを置く場所は風通しがよく日光が良く当たる場所を選ぶことが果樹栽培のポイント。

日当たりが悪いと木々が元気に生長しません。
とくに午前中の日射が植物に重要とされています。これは植物の光合成が午前中に盛んに行われるため。
午前中良く日光が当たる場所が果樹栽培には適しています。
落葉樹は良く日が当たる場所に置く
落葉樹は葉の付いている春から秋にかけて日光を多く浴びる必要があるため、1日の半分以上日光が当たる場所に置くのが理想的です。
常緑樹も日当たりの良い場所を好みますが、落葉樹に比べると日当たりがそれほど良くなくても育つと言えるでしょう。

日陰に弱い果樹:リンゴ、栗、モモ、ナシなど
日陰にそれほど弱くない果樹:カキ、イチジク、キウイフルーツ、アケビなど
植えつける土壌も重要です。ほとんどの果樹は水はけの良い土壌を好みます。水はけの悪い土壌についても弱い品種と強い品種があります。
水はけの良さを必要とする果樹:イチジク、モモ、ウメ、スモモ、キウイフルーツなど
果樹栽培において果樹に水をやる頻度や植えつける場所の湿度も重要になります。水場の近くの湿度の高い場所や乾燥した場所、水やりの頻度等の土壌の水分に関して種類によって向き不向きがあります。
乾燥に強い種類:モモ、スモモ、ぶどう、栗、オリーブ、かんきつ類など
乾燥に弱い種類:リンゴ、ナシ、カキ、ブルーベリー、キウイフルーツなど
植えつける果樹の種類によって向き不向きがあるので、適した環境を作ることが大切です。