
果樹栽培は苗木選びが重要。良い苗木を選べばその後の果樹も順調に育ちます。またおいしい果実を収穫できるかも苗木がポイント。
ホームセンターの園芸売り場や園芸専門のショップの店先にはたくさんの苗木が並んでいます。
苗木は1~2年の幼木のことを言います。
苗木には、さし木苗、取り木苗、接ぎ木苗などの種類があり苗木を増やした方法によって異なります。
接ぎ木苗は親木が優れていると同じ形質のものができ、また実が早くつきます。接ぎ木の部分に隙間があったりすると、その部分から病気になったりするので、接ぎ目部分が目立たないものを選びましょう。
また苗木には接ぎ木をしてから1年程度の1本の棒になっている棒苗と、ポットに植えられて2~3年程度経過しているポット苗があります。
選ぶ苗が1品種で収穫できるか確認する
果樹には1本の木では果実が収穫できない種類があります。
購入する前にその果樹が1本の木で果実が収穫できるのかを確認することが重要。
できれば苗木の品種名や苗の年数を確認しておきましょう。

ホームセンターでよく販売されている苗木としてキウイフルーツや、ナシなどは必ず2品種で植えないと果実が実りません。
またリンゴやスモモ、オリーブなどもほとんどの品種で2品種以上植える必要があります。
果樹栽培で果樹を収穫したい場合は、植えようとしている果樹が2品種必要かどうか確かめるようにしましょう。
または果物を収穫したいときは、1本のみの栽培はあきらめて複数本で育ててしまいましょう。
良い苗木を見分けるポイント
園芸ショップで苗木を買うときは下記のポイントをチェックしましょう。
・接ぎ木部分からまっすぐに幹が伸びていること。
・接ぎ木部分の上下で太い細いの違いが無いかどうか。
・苗木からいろんな方向に枝がバランスよく伸びているかどうか。
接ぎ木部分を見たときにバランスが悪かったり違和感のある苗木は避け、バランスの良い苗木を選ぶのがポイントです。