さし木は植物を最も簡単に増やすことのできる方法です。植物の枝の一部や芽を土に挿すことで苗を増やすことができます。さし木関連の記事はこちら。
発根促進剤を使うと植物の定着が良くなります。
ヤナギについて
ヤナギは落葉高木樹で大きなものは20m程度まで成長します。
ヤナギ属で最もポピュラーでなじみのある種類はシダレヤナギではないでしょうか。
長く垂れ下がった枝が風に揺れる様子は、春や夏の季節感を感じさせます。
街中ではシダレヤナギが街路樹として植えられていることが多く、日本人にはなじみのある木です。
盆栽には枝がねじれながら上に伸びるウンリュウヤナギが用いられます。
ヤナギの葉の形状はシダレヤナギのように細長い形状のものの他に、円形や卵型の形状の種類もあります。
ヤナギの木をさし木する
ヤナギの木もさし木で増やせることができます。植え付けや移植は冬場から春にかけて良い時期とされます。
一般的には2~3月の春ざしが良いとのこと。ヤナギは生命力が旺盛な種類なので発根が比較的簡単であると言われます。
シダレヤナギのさし穂に用いる枝を採取してきました。
ヤナギの木は樹高が高いため、枝を切るのも一苦労でした。
枝の比較的若いと思われる部分を選び、葉をカットし落としていきます。
さし穂の枝は15cm~20cm程度の長さにカットしました。
さし床は赤玉土に腐葉土を混ぜた土壌を用いました。ヤナギは生命力が強いため、水ざしも可能とのこと(さし穂を水につけておき発根したら土壌に植える)。
植えつけた鉢は明るい日陰において管理します。
枝に芽が出てくるなど変化が見られると発根したしるしです。翌春に植え替えを行います。
挿し木を成功させるポイント
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挿し木を上手く発根させて定着させる方法として発根促進剤を使う方法があります。
発根促進剤はアマゾンなどネットで購入できます。
根が出て植物が定着する確率が上がるので挿し木を楽しむのであれば是非使ってみましょう。