さし木は植物を最も簡単に増やすことのできる方法です。植物の枝の一部や芽を土に挿すことで苗を増やすことができます。さし木関連の記事はこちら。
さし穂自体の種類や栄養状態や、植えつける土壌や気温、湿度で発根条件が変わります。
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挿し木のポイントとして発根促進剤を使うと植物の定着が良くなります。
さし木に適した季節
季節によってさし木に適した時期と適さない時期があります。
多くの種類の植物で、さし木をするのに適している季節は、3~4月の春先と6~7月の梅雨の時期です。
目安は春先や梅雨の時期ですが、それ以外の時期でも発根しますので家庭園芸を楽しむ程度であれば時期にとらわれず、さし木を楽しむのが良いでしょう。
ただ気温の高い真夏や、厳寒の真冬の時期は気温が原因で発根が妨げられる可能性があるので可能であれば春先にさし木を行いましょう。
用土
さし木を行うのに適した用土は通気性が良く、排水性が良い用土です。また雑菌が含まれない清潔な土が良いでしょう。
赤玉土や鹿沼土は通気性が良く、排水性も良いので良く用いられます。また川砂やバーミキュライトなどを混ぜた混合土を用います。
さし木後の管理
さし木した苗木は十分に水やりをした後、明るい日陰に置きます。
水をやりすぎると、さし床の中が水分過多になり植物が呼吸できなくなり、根が出るのを妨げるので、さし木がしおれない程度に適度に水を与えましょう。
この頃から徐々に日の当たる場所に移します。
さし木は2週間~1ヶ月で根が出てきます。さし木の茎部分に芽が出始めたり、動き始めると発根しているしるしです。
苗木を土に移し変える
気温の高い夏場や、厳寒の真冬に土壌に移し変えを行うと、枯れたり生育不良を起こしたりします。
苗木の移し変えは翌春の3月ごろに行うのが良いとされています。
挿し木を成功させるポイント
挿し木を上手く発根させて定着させる方法として発根促進剤を使う方法があります。
発根促進剤はアマゾンなどネットで購入できます。
根が出て植物が定着する確率が上がるので挿し木を楽しむのであれば是非使ってみましょう。