ラディッシュ(20日大根)は、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜の一つです。名前の通り、種まきからおよそ20日という短期間で収穫できるため、手軽に栽培の楽しさを味わうことができます。ここでは、ラディッシュの栽培方法やコツをご紹介します。

ラディッシュとは?
ラディッシュはアブラナ科の一年草で、赤くて丸い根の部分を食用とします。辛味があり、サラダの彩りやピクルスなどに使われます。育てやすく、プランターでも栽培できるため、ベランダ菜園にもぴったりです。
栽培に適した時期
ラディッシュは春(3〜5月)と秋(9〜11月)が栽培に適した時期です。冷涼な気候を好み、高温になると根が割れたり辛味が強くなったりすることがあります。

用意するもの
- ラディッシュの種
- 野菜用培養土
- プランター(深さ15cm以上)
- 鉢底石
- じょうろ(または霧吹き)
栽培手順
1. 土づくり
プランターに鉢底石を敷いた後、野菜用の培養土を8分目ほどまで入れます。ラディッシュは排水性の良い土壌を好むため、市販の培養土で問題ありません。
2. 種まき
- 条まき(すじまき)または点まきで、1cm間隔で深さ1cmほどの溝を作って種をまきます。
- 軽く土をかぶせ、手で押さえて密着させましょう。
3. 水やり
- 種まき後はたっぷりと水を与えます。
- 発芽後も、土の表面が乾かないようにこまめに水やりを行います。
4. 間引き
発芽から1週間ほどで双葉が出揃ったら、株間を3〜4cmほどに保つように間引きします。込み合っていると根が太らず、形が悪くなる原因になります。
5. 追肥(必要に応じて)
栽培期間が短いため基本的に追肥は不要ですが、葉の色が薄くなるようなら液体肥料を薄めて与えるとよいでしょう。
6. 収穫
- 種まきから20〜30日ほどで収穫時期を迎えます。
- 根元が直径2〜3cmになった頃が収穫の目安です。
- 大きくなりすぎるとスが入るので、タイミングを逃さないよう注意しましょう。

栽培のポイント
- 日当たりの良い場所で育てることが重要です。日照不足だと根の肥大が悪くなります。
- 定期的な間引きと適度な水やりが成功のカギ。
- 気温が高すぎるとトウ立ち(花が咲く)するので、夏場の栽培は避けましょう。
まとめ
ラディッシュは短期間で収穫でき、初心者にも扱いやすい家庭菜園のスターター野菜です。プランターでも育てられるため、ベランダや小さなスペースでも気軽にチャレンジできます。サラダやお弁当の彩りとしても活躍するラディッシュを、ぜひ家庭菜園で楽しんでみてください!