柱サボテンは柱のように細長く成長する姿が魅力の多肉植物です。柱サボテンにはいくつか種類があります。

代表的な柱サボテンの種類
- セレウス属(Cereus)
- 代表種: セレウス・ペルヴィアヌス(Cereus peruvianus)
- 特徴: 青みがかった緑色の長い柱状の茎を持ち、比較的育てやすい。夜に大きな白い花を咲かせる。
- エキノプシス属(Echinopsis)
- 代表種: エキノプシス・パチャノイ(Echinopsis pachanoi)/サンペドロカクタス
- 特徴: 太くて緑色の柱状の茎を持ち、成長が早い。薬用や儀式に使われることがある。
- トリコセレウス属(Trichocereus)(現在はエキノプシス属に統合されることが多い)
- 代表種: トリコセレウス・ブリッジシー(Trichocereus bridgesii)
- 特徴: 棘が鋭く、成長が速い。白い花を咲かせる。
- スフェロカクタス属(Sphaerocactus)
- 代表種: スフェロカクタス・シュムズウィリー(Sphaerocactus schumzuilii)
- 特徴: 丸みを帯びた柱状の形が特徴で、独特の模様を持つ。
- ストエノケレウス属(Stenocereus)
- 代表種: ストエノケレウス・プリュエリ(Stenocereus pruinosus)
- 特徴: 果実が食用になり、「ピタヤ」として知られる。直立した柱状で細いリブがある。
- カルネギア属(Carnegiea)
- 代表種: サワロ(Carnegiea gigantea)
- 特徴: アメリカ・アリゾナ州などの砂漠地帯に生息し、高さ10メートル以上に成長することもある巨大な柱サボテン。
- ミルチロカクタス属(Myrtillocactus)
- 代表種: ミルチロカクタス・ゲオメトリザンス(Myrtillocactus geometrizans)
- 特徴: 青みがかった柱状の茎を持ち、枝分かれしやすい。果実が食用になる。

まとめ
柱サボテンは、形状や成長特性によって多くの種類に分類されます。観賞用として育てやすいものから、大きく育つ野生種までさまざまなタイプがあり、それぞれに特徴があります。育てる環境や用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。