バラの品種は非常に多く3万種以上もあると言われています。19世紀に人工的な交配が始まり、日々品種改良が行われ現在も新しい品種が増え続けています。
そんなたくさんの品種があるバラですが、実際に購入する際にどのように選べば良いのでしょうか。
花の形や色など美しさだけでなく、そのバラがどのような樹形で育つのかは前もって知っておく必要があるでしょう。
樹形によって広いスペースで栽培した方が良いものや、狭い場所でも栽培できるものなど違いがあります。
バラには3つの樹形パターンがある
バラは地面からたくさん同じような太さの枝を伸ばして樹形を作ります。樹形はバラの種類によって異なりますが、大きくは3つのパターンに分類できます。
木立ち性(ブッシュローズ)
ブッシュローズのバラは直立したの樹形のもので、枝がまっすぐに伸びる直立性と斜めに伸びる横張り性があります。
枝が地面からまっすぐに伸びるので、コンパクトにまとまりやすく狭い場所でも栽培しやすい種類です。
半つる性(シュラブローズ)
シュラブローズはつる状と直立性の中間の樹形になるバラです。剪定のやり方によっては木立性のように直立した姿を楽しむことができます。
また長く枝を伸ばす場合は、つるバラのように仕立てて楽しむことができる樹形のものを言います。
つるバラ
つる性のバラは細い枝が長く伸びてつる状になるタイプのバラです。壁面やフェンス、アーチやポールなどに誘引して栽培すると良いでしょう。
バラを選ぶ際は植えるスペースを考えて
3つの樹形を考慮して、植える場所にあったものを選ぶと良いでしょう。
植えるスペースが小さい場合は木立ち性の真っ直ぐに伸びる品種を。また広い場所ではつる性のバラを広く育てるなど検討すると良いでしょう。