今回は以前に自然の中で採集したオオバチョウチンゴケを使って、テラリウムを作ってみたのでその紹介をしたいと思います。
オオバチョウチンゴケは湿度の高い場所を好む種類です。実際に採集した場所も山の中の川べりの場所で湿度が100%近い場所でした。
自然の中でコケを探す場合は、川の近辺を探すと様々なコケが見つかり易いです。
オオバチョウチンゴケ の特徴
オオバチョウチンゴケの見た目はコツボゴケに非常によく似ています。採取したときはコツボゴケだと思ったのですが、良く調べてみるとオオバチョウチンゴケでした。
オオバチョウチンゴケ の特徴は、その見た目で卵型のみずみずしい葉をつけています。
北海道から沖縄まで日本全国に自生しているといわれる種類のコケです。
1本の大きさも5cm以上とコケの中では大きく、群生する様子は存在感があります。
自然の中では、日陰または日照が弱い暗い場所に生えていることが多いようです。
湿度を好む種類なので、川の近くなど湿度が100%に近いような場所で自生しています。
オオバチョウチンゴケのテラリウムを作る
採集したオオバチョウチンゴケを使ってコケリウムを作りました。ベースとなる容器は透明なガラスの器を用いました。
ガラス容器にソイルを入れます。
ソイルはコケの栽培に適しているアクアリウム用の敷材を用いました。
次に容器に主役のコケをセットします。
アクセントが足りないので、石をセットして配置を整えて完成です。
オオバチョウチンゴケは水を好む種類なので、水を十分に与えます。草体が半分水につかるくらいの水量でも良いでしょう。
水を十分に与えるとコケ自体も青々とし美しい緑色になります。
オオバチョウチンゴケの育て方と管理方法
オオバチョウチンゴケは日陰に生育する種類のコケなので、日陰で管理するようにしましょう。直射日光の当たるような場所は避けましょう。
また湿度の高い場所を好むので十分に水を与えるようにします。
自然環境下では川べりなどに見られることから、コケの体が水で使っているような状態でも良いほどです。
ただ夏場は高温になりますので、高温で蒸れないように涼しい場所で管理するようにします。
コケの増やし方ですが、生育環境が整えば放っておいても増えます。生育環境が整うように、日光と湿度管理に注意して栽培を楽しみましょう。