苔を増やす方法としてどのようなものがあるのでしょうか。
苔を培養し増やすことができればショップで苔を購入する必要がなくなるので、トライしてみましょう。
苔を増やす方法として蒔き苔法、移植法、張り苔法の3つがあります。植えつける苔の種類で向き不向きがあります。
まき苔法
多くの苔は葉自体、葉そのものから増えます。この特性を生かした方法が蒔き苔法です。
土は赤玉土や腐葉土などを混ぜた排水性の良い土壌を用います。適当な大きさの植木鉢やパレット(園芸用の平らな容器)に用土を盛ります。これが苔が育つ苗床になります。
種になる苔をばらばらにもみほぐし、土壌全体に重ならないように蒔きます。
蒔き終わったら用土の上から苔に少しかかる程度で軽く土をかけてやり、十分に水を与えます。
植えつけた鉢は風通しが良く直射日光が当たらない日陰に置いておきます。
水をやり続けて1~2ヶ月程度で新芽が出てきます。
移植法
赤玉土や腐葉土など排水性の良い土壌が培地となります。盛り付けた土壌にピンセット等でくぼみを作り、種になる苔を束状にし植えつけていきます。
このとき苔同士は一定の間隔をあけて植えつけます。
その後上から苔に少しだけかぶる程度に軽く土をかけ、十分に水をやります。
植えつけた鉢は風通しの良い日陰に置いておきましょう。1~2ヶ月程度で新芽が見られるでしょう。
張り苔法
赤玉土や腐葉土などを混ぜた排水性の良い土壌が培地となります。
かたまりになった苔を用土に密着させます。このとき苔と用土の間に隙間ができると苔が枯れてしまうので、強く押さえて、土と苔の間に隙間が出来ないようにします。
苔と用土に出来た段差がなくなるように土をかぶせ十分に水を与えた後、風通しの良い日陰に置いておきます。